令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第5巻
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第1章 職場の自律的な化学物質管理を支える化学物質管理者の仕事職についているものを選任することが望ましい」とされています。化学物質を使った作業を行う職場における化学物質の管理に関する責任者の職位(資料出所:現場労働者の化学物質管理に関する実態把握のアンケート調査(労働安全衛生総合研究所, 2023))(%)40302010028.824.1課長役職がない専門職(衛生管理者、衛生推進者、安全管理者、作業主任者、職長等)18.518.3役職がない一般職員部長8.91.3経営者(役員)その他の職位化学物質管理者の職務に限定してはいないけど、化学物質管理に関するアンケートがその答えになるかもしれないね。職場に化学物質管理の責任者を置いていると回答した企業の中では、責任者の職位は「課長」が最も多く、次いで「役職がない専門職」との結果になったよ。化学物質管理のいろいろな役割は事業場でそれぞれ異なるから、事業者は事業場の状況をよく考えて選任することが大切だね。それじゃあ、企業の管理職が担当しなくてもいいんだね。でも、実際のところはどうなんだろう?そうなんだ。事業場の規模や業種などによって事情があるんだろうね。19Q6化学物質管理者は、部長や課長など 会社の管理職が担当すべきですか?A6厚生労働省によれば、「事業場において相応するそれらの権限を有する役

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