決まりはないし、一般化することは難しいけど、化学物質管理の基本的な考え方としては、化学製品の危険性・有害性の情報を持ち、それを理解している方が先導的な役割を果たすのが合理的だね。だから、「元方事業者」が化学製品を購入して「関係請負人」に作業を請け負わせるのであれば、おそらく「元方事業者」が製品の危険性・有害性の情報を持って理解しているはずだから、リスクアセスメントは「元方事業者」が行う。逆に、化学製品の購入から作業全般を「関係請負人」に任せる場合には、その任された「関係請負人」が製品を選択・使用するわけだから、リスクアセスメントも「関係請負人」が行うというのが理にかなっているね。そんなふうに「元方事業者」と「関係請負人」の関係がいろいろあるときに、誰がリスクアセスメントするか決まりはあるのかな?80
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