第3章 化学物質の有害性に関するリスクアセスメントよって、設定できる条件の詳しさが異なることがあります。例えば、コントロール・バンディングでは条件の設定がもう少し大まかになっているし、CREATE-SIMPLEでは逆にもう少し細かく条件設定ができるようになっているんだ。CREATE-SIMPLEではさらに改善が必要となった場合、改善項目やその程度もソフトウェア上でシミュレーションできるので便利だよ。その他には海外のツールだから英語版しかないけれど、ECETOC-TRAというツールもいろいろな条件設定ができるんだ。職場の化学物質管理に関する業種別マニュアル等が公開されている業界もあるよ。マニュアルは使用する化学物質や作業方法を類型化して、関連業界の事業者がリスクアセスメントに取り組みやすいようにするためのものなんだ。ただし、マニュアルを使用する場合でも、すべてマニュアルどおりにリスクアセスメントや低減対策を行えば良いということではないよ。マトリクス法で設定したばく露に関連する条件は、化学物質を使う作業時間と量、使うときの換気設備の3つだったね!ツールを使わない方法もあるのかな?55アセスメントには、どのような特徴がありますか?Q7マトリクス法でリスクを見積もる方法以外のリスクA7リスクアセスメントの基本的な考え方は、マトリクス法と同じです。方法に
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