令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第4巻
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リスクアセスメントにかかわる業務は、情報収集、リスクの見積り、対策の検討など多岐にわたっているからね。化学物質管理者だけに任せるのはさすがに難しいから、これまでの業務の分担を利用すると良いよ。例えば、これまでSDSを入手してくれている営業担当者やその情報を整理してくれた管理部門の担当者にはそのまま活躍してもらうとか、リスク低減対策の教育や実施は、作業環境管理の担当者に任せるなどが考えられるね。化学物質管理者の職務は、「化学物質管理に係る技術的事項を管理すること」となっているから、リスクアセスメントを実施すべき物質の確認、作業ごとの物質の取扱量や作業方法、作業場の換気等の状況の確認、リスクアセスメント手法の決定などは化学物質管理者が担当するとスムーズに進むことが多いかな。じゃあ、リスクアセスメントは化学物質管理者に任せちゃおう! って言いたいところだけど、化学物質管理者が1人しかいない事業場の場合、さすがにそれは大変だよね……。それはどういうこと?24が行うのですか?Q9事業場内では、リスクアセスメントは誰A9職務として規定されているのは化学物質管理者です。

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