令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第4巻
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決まりはありませんが、例えば、健康有害性を示す物質での一般的な手順の例を次に示します。①事業場内にあるすべての化学物質のリストアップ②リストアップした化学物質の危険性・有害性の調査・確認(SDS等を利用)③リスクの見積りを行う物質および労働者(または作業場)の特定(優先順位の決定)④使う物質の特定された有害性に対して、ばく露量を実測・推定してリスクレベルを決定する(リスクの見積り)⑤リスクレベルに応じたリスクの低減対策の検討⑥リスクの低減対策の実施ラベル表示からでは含有成分の情報が不十分な場合もあるから、SDSを入手して確認することをおすすめするよ。SDSの項目3や項目15を見て入っている物質をリストアップするんだ。そのときに製品の情報も紐づけておくと良いよ。入手したSDSに知りたい情報が見つからない場合には、SDSの提供元に問い合わせてみよう。事業場内にある製品はリストアップできるけど、どんな物質が入っているか記載されてない製品があるよ……。22うに進めるのですか?Q8リスクアセスメントは、具体的にどのよA8

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