令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第3巻
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6危険・有害な性質を分類するイメージ分類された結果の区分によって化学物質を取り扱うときに注意すべき点や影響の程度によって管理する方法が異なってくるんだ。それがわかれば、危険性・有害性の種類や重大性に応じた的確な対策をとることができるね。分類することでどんな良いことがあるの?注1 本書では、労働安全衛生法の関係法令等において「化学物質」と表記されている用語は法規の用語に合わせて「化学物質」、国連GHS文書仮訳やJIS Z 7252:2019/JIS Z 7253:2019 において「化学物質又は混合物」を指す「化学品」の意味で使われる場合は「化学品」と表記しています。その他、「混合物」に対義する「単一物質」の意味で「化学物質」を用いる場合もあり、厳密な使い分けは困難であることをご了承ください。化学品には基本的に危険性や有害性があると考えられますが、有害性の種類によっては量や濃度などにより影響の程度(重大さ)が異なります。この危険性や有害性について関連するデータを用いて、種類ごとに影響の程度(重大さ)に区分することを分類と言います。どのようなことですか?Q1GHSに基づく化学品注1の分類とは、 A1

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