48(a)異なるばく露経路、すなわち吸入、皮膚や眼との接触、および経口摂取に従って細分された必要な措置の記述(b)急性および遅延性の最も重要な症状/影響(c)必要な場合、応急処置および必要とされる特別な処置の指示(a)適切な(および不適切な)消火剤(b)化学品から生じる特定の危険有害性(例えば、「有害燃焼生成物の性質」)(c)消火作業者用の特別な保護具と予防措置(a)人体に対する予防措置、保護具および緊急時措置(b)環境に対する予防措置(c)封じ込めおよび浄化方法と機材4応急措置5火災時の措置6漏出時の措置最も重要な兆候および症状:眼、皮膚、気道を刺激する。意識を喪失することがある。失明することがあり、場合によっては死に至る。持続性あるいは反復性の頭痛、視力障害を生じることがある。吸入した場合:【症状】咳、めまい、頭痛、吐き気、脱力感、視力障害 【措置】医師に連絡すること。空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。皮膚に付着した場合:【症状】皮膚の乾燥、発赤 【措置】直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。皮膚を流水、シャワーで洗うこと。医師に連絡すること。眼に入った場合:【症状】発赤、痛み 【措置】直ちに、水で数分間入念に洗うこと。コンタクトレンズ着用の際は容易にはずせるときははずし、目を洗うこと。その後もしばらく洗浄を続けること。飲み込んだ場合:【症状】腹痛、息切れ、嘔吐、けいれん、意識喪失、咳、めまい、頭痛、吐き気、脱力感、視力障害 【措置】口をすすぐこと。医師に連絡すること。・消火剤:水噴霧、耐アルコール性泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類・使ってはならない消火剤:棒状放水・特有の危険有害性:加熱により容器が爆発するおそれがある。極めて燃えやすく、熱、火花、火炎で容易に発火する。消火後再び発火するおそれがある。火災時に刺激性、腐食性および毒性のガスを発生するおそれがある。・特有の消火方法:危険でなければ火災区域から容器を移動する。容器が熱にさらされているときは、移さない。安全に対処できるならば着火源を除去すること。・消火を行う者の保護:適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。・人体に対する注意事項、保護具および緊急措置:すべての着火源を取り除く。直ちに、すべての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。関係者以外の立ち入りを禁止する。密閉された場所に立ち入る前に換気する。・環境に対する注意事項:環境中に放出してはならない。・回収・中和:不活性材料(例えば、乾燥砂または土等)で流出物を吸収して、化学品廃棄容器に入れる。・封じ込めおよび浄化方法・機材:危険でなければ漏れを止める。・二次災害の防止策:すべての発火源を速やかに取り除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。
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