令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第3巻
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第3章 化学品の危険性・有害性情報の探し方、使い方31化学品を製造している事業者が行ったGHS分類結果は、どこで見られるの?日本の「政府によるGHS分類結果」では、どんな化学物質の結果が公表されているの?一般的にその化学品のSDSに記載されているから、SDSを入手すれば見られるよ。その化学品を購入するとSDSがもらえるし、製品の購入にかかわらずSDSがインターネットで公開されていることもあるよ。分類結果がすでに公表されている化学物質の多くは、日本でSDS交付が法律で義務付けられているものだよ。それ以外にも、例えば、危険性・有害性を示すことが予想されて、その情報伝達が義務付けられる可能性がある物質も分類の対象になることがあるよ。注4 政府によるGHS分類結果の閲覧サイト:NITE統合版GHS分類結果一覧政府によるGHS分類結果の検索サイト:NITE-CHRIP化学品のGHS分類は、主にその化学品を製造している事業者が行っていると考えられ、分類結果は製品のSDSに記載されます。化学物質のGHS分類については、一部の国や地域の政府機関でも行われています。日本では、政府(厚生労働省、経済産業省、環境省)によるGHS分類結果が製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページ注4に掲載されており、誰でも自由に見ることができます。されていますか?Q2化学品のGHS分類結果は、一般に公開A2

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