98そもそもオゾン層って、どんなものなの?大気中にはオゾン(O3)という物質が、地上10~50㎞上空の成層圏に多く存在していて、このオゾンの多い層がオゾン層と呼ばれているんだ。オゾン層は、太陽光に含まれている有害な紫外線の大部分を吸収して地球上の生物をオゾン層が破壊されると、紫外線が地上まで届いてしまうの?守っているよ。そうだね。オゾン層が破壊されると地上に降り注ぐ紫外線が増えて、人体や環境生物への悪影響が増加すると考えられているよ。注4 GHS文書改訂9版では、オゾン層への有害性のある物質の基準について、「モントリオール議定書の附属書に列記された、あらゆる規制物質」とされています。一方で、附属書に列記された規制物質には、オゾン層破壊係数がゼロであるものの、地球温暖化に寄与する物質(附属書Fに列記)も含まれており、その取扱いはGHS文書改訂10版以降の改訂過程で議論されています。オゾン層を破壊する性質がある物質のことです。このような性質を有する物質は「オゾン層の保護のためのウィーン条約」の下で採択された「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書(モントリオール議定書)」の附属書に列記されており、列記された物質がGHSのオゾン層への有害性に該当します注4。どのようなものですか?Q3GHSのオゾン層への有害性に該当する物質は、A3
元のページ ../index.html#98