令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第2巻
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ム※37といったアルカリ金属とその合金、水素化ナトリウム※38、水素化リチウム※39、リン化亜鉛※40などだよ。五硫化りんは区分2※40に分類されるよ。第3章 GHSで知ることができる物理化学的危険性55この定義から、水中で安定なものやガスを発生させずに水に溶解するような物質は当てはまらないんだね?具体的にどんな物質が水反応可燃性物質および混合物に該当するの?そうだね。水と接触させたらガスを発生するもののうち、そのガスが燃える性質を持つものが当てはまるよ。室温環境での水との反応の激しさで発生するガスの量も違うから、重大性が3段階に設定されているんだ。区分1に分類されるのは、金属リチウム※37、金属ナトリウム※37、金属カリウ水を張った25mプールに少量の金属ナトリウムを入れると、勢いよくガスが発生するのを見たことがあるかもしれないね。※37 平成18年度分類実施、※38 平成20年度分類実施、※39 平成28年度分類実施、※40 令和元年度分類実施「水との相互作用により、自然発火性となるか、または可燃性ガスを危険となる量発生する固体または液体の物質あるいは混合物」と定義されています。のようなものですか?Q14GHSの水反応可燃性物質および混合物とは、どA14

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