第3章 GHSで知ることができる物理化学的危険性53大量にあるときに時間をかけて発火するものなんだね?具体的にどんな物質が自己発熱性物質および混合物に該当するの?自然発火性のように常温で発火することはなくても、大量にあるものが高温にさらされると、周りの温度よりもさらに発熱するものだね。パラニトロソジメチルアニリンが区分1※35、マンネブが区分2※36に分類されているよ。ただ、含水率などの組成や粒子サイズなどの形状によって区分が変わるものもあって物質名だけでは判断できないものもあるから、既定の試験の結果を確認することが大事だよ。※35 平成19年度分類実施、※36 平成29年度分類実施「自然発火性液体または自然発火性固体以外の固体物質または混合物で、空気との接触によりエネルギー供給がなくとも、自己発熱しやすいもの」と定義されています。ただし、それが大量(キログラム単位)にあり、かつ長期間(数時間、または数日間)経過後に限って発火するものに限定されています。ようなものですか?Q13GHSの自己発熱性物質および混合物とは、どのA13
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