第3章 GHSで知ることができる物理化学的危険性47特に溶剤などの引火性液体による爆発・火災を防ぐためには、排気装置などで蒸気やガスの濃度を薄めることと、着火源をなくすことが重要だね。引火性液体を扱う場所では、静電気や高温にも注意が必要だし、保管するときには密閉することも大事だね。引火性液体の災害対策では、どんなことに気を付ければ良いかな?引火性と可燃性上りこれに火がついて液体が燃え上がる現象を考慮して「引火性(液体)」と訳されています。一方、国内では「引火性ガス」や「引火性固体」などの呼び方もあります。「可燃性」も「引火性」も同じように「燃えること」を指しているので、和訳の違いに悩まないでください。GHSでは、燃える性質の“flammable”あるいは“combustible”は「可燃性」と和訳されていますが、液体だけは、液体から蒸気が
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