36爆発物にはどんなものがあるの?爆発物の構造には特徴があるのかな?2,4,6-トリニトロトルエン(等級1.1※1)、ニトログリセリン(不安定爆発物※2)、アジ化鉛(不安定爆発物※3)などがあるよ。注2それは、酸素や窒素を含むものが多いことだね。爆発するときに、酸素は炭素と反応して二酸化炭素に、水素と反応して水になるよ。また、窒素を含む構造の爆発物は、その窒素が単体の窒素(N2)に変化するときに大きなエネルギーを出すから爆発するんだ。※1 令和2年度分類実施、※2 平成24年度分類実施、※3 平成19年度分類実施注2 GHS文書改訂6版以前の基準で分類された結果です。爆発物はGHS文書改訂9版で分類基準が大幅に改訂されました。† 以降、本章におけるGHSの定義の説明は原則としてGHS文書改訂9版に基づきます。構造式2,4,6-トリニトロトルエンニトログリセリンGHS†において爆発性物質または混合物は、「それ自体の化学反応により、周囲環境に損害を及ぼすような温度および圧力ならびに速度でガスを発生する能力のある固体または液体の物質または混合物」と定義されています。(注:爆発物のGHS分類の基準は複雑なので詳細の説明は割愛します。)Q4GHSの爆発物とはどのようなものですか?A4
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