第1章 GHSで危険性・有害性を理解する 19以下に危険性・有害性の各項目と絵表示の一覧(いずれもGHS文書改訂9版)を示します。表2-1-2 GHSの危険性および絵表示一覧1.爆発物2.可燃性ガス3.エアゾールおよび加圧下化学品4.酸化性ガス5.高圧ガス6.引火性液体化学物質の危険性とは、爆発(爆発物)、燃焼(引火性液体、可燃性固体)、発熱(自己発熱性化学品)などを起こす性質を言い、これらによって人がけがをしたり、物が壊れたりすることがあります(第1巻第1章Q2参照)。化学物質の有害性には、ヒトに対する健康有害性と環境有害性があります。健康有害性には、飲み込んだ・吸い込んだ・皮膚接触した場合に死に至る性質(急性毒性)、皮膚に触れた場合にやけどを引き起こす性質(皮膚腐食性)、皮膚や呼吸器にアレルギー症状を引き起こす性質(皮膚感作性、呼吸器感作性)、がんを生じさせる性質(発がん性)などがあります。化学物質の環境有害性には、水中の魚などに対する有害な作用(水生環境有害性)とオゾン層を破壊する性質(オゾン層への有害性)があります。なものがありますか?Q8GHSの危険性や有害性には、どのようA8
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