令和6年度 化学物質管理に関する初心者向け解説教材 第2巻
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第1章 GHSで危険性・有害性を理解する17本来、GHSの分類は事業者が行うんだよね?それなのに国も分類をしているの?そうだね。化学品を譲渡・提供する事業者(製造者、輸入者、販売者など)が実施するよ。日本でGHS分類への取り組みが本格化した2006年ごろは、SDS三法※でSDS交付が義務となる対象物質が約1,400もあったから、事業者を支援するために政府が主に公開情報をもとにして化学物質をGHSの基準に基づいて分類して、その結果を公表したんだ。※労働安全衛生法、毒物及び劇物取締法、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律はい。厚生労働省、経済産業省、環境省等の関係各省が連携し、化学物質のGHS分類事業が実施されており、最終的な分類結果は「政府によるGHS分類結果」として製品評価技術基盤機構(NITE)のGHS総合情報提供サイトで公開されています。いるのですか?Q7日本ではGHSの分類結果が公開されてA7

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